私が10代最後の夏休み、名古屋から京都へ知人を訪ねに行ったその昔、観光地ではない静かな町で通りすがりふらっと入ったお好み焼き屋さん。
そこで生まれて初めてのお餅の入ったお好み焼きを食べ、そのおいしさに衝撃を受けました。
どうすれば自宅であのお餅入りお好み焼きが美味しく作れるのかと考え、高校生の夏休みに自己流での修行が始まり、毎日試作を続けた結果、ついに美味しいレシピを作り上げました。
この記事では、私が試行錯誤の末にやっと完成させた、お餅入りのお好み焼きを美味しく作る方法を詳しく解説させていただきます。
こだわるならとことんこだわろうと思い、ソースを3つの種類でブレンドしさらに味わい深いお好み焼きが完成しました。
本記事でご紹介するお餅入りお好み焼きを美味しく召し上がるための秘伝のお好み焼きソースに関しましても、のちほど解説していきます。
美味しく作れるようになってからは、料理レッスンを依頼されるほど多くの方に気に入っていただきました。またアメリカでのホームパーティーでは何十人ものゲストたちに振る舞い、日本のピザと親しまれ大変、喜ばれた1品です!
ぜひ、一度ご家庭で作ってみてください♪
お餅入りのお好み焼き 必要な材料(一人分)
調理を始める前に必要な食材を確認しましょう。
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ソースに入っている秘密の隠し味は作り方の最後に記載しますのでご期待ください!
もしお家になくて入れられなくても十分おいしいお好み焼きが作れます。
お餅入りのお好み焼き 調理手順
それでは、お餅入りのお好み焼きの調理手順を解説していきますが、その前に下準備が必要なのでやっておきましょう。
お餅入りのお好み焼き 調理前の下準備について
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まず、ボールを準備してください。
ボールに小麦粉と卵、そして準備した、だしを溶いた水を入れて粉が溶けるまでスプーンなどを使ってよくかきまぜてください。
次に、先程のボールに準備したキャベツと天かすを入れ空気がよく含まれるようにしっかり混ぜます。
さらに、その上から、長芋をすりおろしていき、全体がよく混ざるように、さらに混ぜていきましょう。
ここまでで、下準備は完了です。
次項からは、いよいよお餅入りのお好み焼きを焼いていきます。
ホットプレートもしくはフライパンでお餅入りのお好み焼きを焼く
それでは、下準備が完了しましたので、実際にお餅入りのお好み焼きを焼いていきましょう。
まず、ホットプレートかフライパンを準備してください。
ここでは、ホットプレートでの調理手順を解説していきます。(基本的にはフライパンでの調理手順も変わりません)
まず、ホットプレートに豚肉とお餅を乗せて軽く焼きます。油は引かずお肉から油をとりましょう。もし油が足りず、焦げつきそうだったら植物油を足してください。
ホットプレートに油が回り、お餅に焼き色が付きぷっくらとなりましたら火加減を強にして、肉とお餅をホットプレートのすみのほうに置き、空気を入れることを意識をしながら、よく混ぜたキャベツなどが入ったボールの中身をすべてプレートの上へ流しいれます。
その生地の上に先ほど焼いたお餅とお肉をバランスよく乗せてください。
ホットプレートで約3分焼きましたら、お好み焼きの生地を裏返して、さらに3分焼きます。時々焦げがないか気にしながら焼いてください。生地がしっかりとするまではあまり触りすぎないようにしてください。
最後もう1度ひっくり返し3分が焼けましたら、ホットプレートの火加減を弱にしてください。火加減があまり強くない場合は焼く時間を追加するなどの調整をしてください。
秘伝のお好み焼きソース作り
さあ、ここからお好み焼きソース作りのポイントです♪
準備するモノは以下の通りです。
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お好み焼きを焼いている間にぜひソースの準備をしてください!そうすることで出来上がったお好み焼きが冷める前に美味しくいただくことができます。
ソース・焼肉のたれ 3種類の調味料をブレンドする
私もおたふくソースが大好きでいつでも冷蔵庫には常備品ですが、よりお店の味に近づけるためにソースを3種類ブレンドして辿りつきました。
ベースになるのが、やはりみんなの大好きなおたふくソースになります。
そして次にウスターソースをブレンドします。
そして最後にこの隠し味があるとないとでは、おいしさの感動が違ってきます!
もちろん私も自宅にないことが度々あったのでその際はしょうゆやごま油など台所にあるものを足して実験してきましたが、ウスターソースのブレンドだけでも美味しいですよ!
これは私が開発してから、母以外の人には内緒にしていたので、親戚からはよく隠し味教えてと何度も聞かれたのを覚えています笑
さあ、その隠し味の正体は・・・・焼肉のたれです。すでに準備物や見出しに書いてあるのでお気づきかと思いますが、「えっ!?焼肉のたれ?」と思った方も多いでしょう。
そんな焼肉のたれですが、多くのご家庭で使わずに長期間残っていることが多いと思うのですが、焼肉のたれはどのメーカーでも醬油ベースならおいしくなります!
よくCMで見る有名メーカーのものは1番合いました。入れる量は5滴ほど。ほんのり風味が広がるのが理想です。
この隠し味が入ったソースをあつあつのお好み焼きにつけ、マヨネーズのふたに針でいくつか開けた穴から出した細い線で放射状に広げ、青のりとかつおぶしをお好みで乗せてください。
お餅入りのお好み焼きを違った味で楽しむ!アレンジ編
ここからはアレンジ編です。おいしいお好み焼きが作れたら、次は違う楽しみ方ができる方法をお伝えします。
お餅入りのお好み焼きに合う味変のとっておきのトッピングなどをご紹介していきますね。
キムチとチーズミックスをトッピング!お好み焼きを韓国風に仕上げる
おすすめのトッピング食材は、なんといってもキムチとチーズミックスになります。
韓国料理ではお餅に似たトックもありますので、キムチに合うというのは想像していただけるはずです。
またチーズもキムチのまろやかさを情調してくれ、何ともいえない至福感を与えてくれるごちそうになること間違いありません。
キムチをトッピングする際の注意点について
キムチをトッピングする際の注意点がありますので解説しますね。
キムチは少なすぎても多すぎてもおいしさのバランスが低くなってしまいますので、ぜひ調整をお願いします。経験上、1人分に最適な量は、カレー用のスプーンにすくって1杯分がいいと思います。
山盛りではなく軽く山になるような小盛ですね。
そしてキムチの汁を入れるとだしになって、これがまたおいしさを増やします。
ただその場合はノーマルタイプのお好み焼きに比べて水っぽさが増えてしますので、この場合はだしを溶かした水を大3から大2に減らすことが大切になります。
何度か調理してみてご自身のお好みの味に仕上げてみてください。
トマトと青じそでお餅入りお好み焼きをピザ風にアレンジ
次はお好み焼きを日本のピザ風に仕上げるアレンジ食材についてです。
お分かりの方もいらっしゃると思いますがトマトです。さらにバジルと加えたいところですが、ここは和食版バジルと言えましょう、青じそです!!
びっくりしましたか?これが和食であるお好み焼きと洋風の要素が強くなるトマトの間にかけ橋となる存在になるのです。
おまけに青じそはチーズとも合うので色んなレシピで共演しているのを見かけますね!
ぜひ、トマトをサラダにいれるような一口大にカットして、ピザ用チーズ、千切りに切った青じそを生地に入れ混ぜてください。
注意点・まとめ
最後にお餅入りのお好み焼きを調理する際の注意点をいくつかご紹介して本記事のまとめとさせていただきます。
お好み焼きをお家で作る際に時々見かける行為ですが、お好み焼きをヘラで押して薄くしないでください。
硬くなってしまい、せっかくの空気感もなくなって触感も下がってしまいます。
私が開発した配合は、生地が少なめの、歯ごたえのあるお好み焼きに出来上がります。
私の開発した自慢のブレンドソースはベーシックタイプのお好み焼きはもちろん、アレンジ編のキムチチーズ、トマト青じそお好み焼きにも、とっても相性よくぴったり合いますのでおススメです!
ぜひお試しください。
最後まで、ご拝読ありがとうございました。