このページでは島根県浜田市で実際にのどぐろを食べた方の体験談をご紹介します。
島根県の西に存在し東西にのび、海に面した港町である浜田市は言わずと知れたのどぐろの産地です。
わたしは2015年に仕事の関係でたまたま浜田市を訪れた際にはじめてのどぐろを食しました。
そのときの状況と感動について記載したいと思います。わたしは2015年、当時まだ29歳だった時にはじめてのどぐろを食べました。
それまでのどぐろを食したこともなければ名前を知っている程度と口の中が黒いからのどぐろという雑学くらいしか知らず、その魚の味について全くないも知りませんでした。
仕事で出張となり浜田市に上司とともに行った際、上司がしきりに「仕事が終わったら、夜にうまいもんを食わしてやる」と行きの飛行機内から私に対して言っていました。
ジャンクフードが好きな当時のわたしにとって上司の言葉は全く期待していなかったし、夕飯は好きなハンバーガーでさえよいと思っていました。
地元の割烹料理屋でのどぐろ初体験 その味にビックリ!
そして無事仕事も終わり、夜になり宿泊先のビジネスホテルからほど近い割烹料理屋に上司に連れられて行くことになりました。
店内に入るとそこは地元の方が多く食事をしながらお酒を楽しんでいる様子が多くみられました。上司は席に着くや否や店員に「のどぐろをください」と一言。
もちろんのどぐろと言っても様々な調理法があるのですが、上司は店員におすすめの食べ方を聞き、まずは刺身を注文しました。
そして刺身が我々のテーブルにやってきました。それまでのどぐろを食べたことのないわたしは正直あまり期待はしていなかったのですが、醤油をつけて一口、口に運ぶとその脂の乗りと歯ごたえに声を失いました。
普段何を食べてもお世辞で「うまいうまい」と上司に言っていたわたしですがその時ばかりは今まで食べたことのないうま味に感動すら覚えました。
結局出されたうちの2/3を遠慮もせず平らげてしまいました。
刺身の次はのどぐろの塩焼き!絶妙の塩加減に酒が進む!
こうなると、のどぐろのほかの違う食べ方を味わいたいと上司にせがむわたしは、次に塩焼きを頼みました。
なぜ塩焼きにしたかというと、店内にいるほかのお客さんのほとんどが塩焼きを頼んでいたからです。
これは素材本来の味を楽しめるのかなという試したい気持ちが抑えられず塩焼きを注文しました。
料理が運ばれてくると、そこには期待していた通りの焼けたのどぐろからこれでもかというほどの脂がしたたりおち見ただけでうまいのが分かるような料理でした。
実際に食べてみると刺身とは違ったうま味とちょうどよい塩加減でその時飲んでいた日本酒もぐいぐい進みました。
結局そのあと一夜干しも頼みのどぐろは3種類食すことができました。
のどぐろ初体験!高かったけどそれ以上に美味しい!
魚の中で1,2を争うほどの高級魚と言われているのどぐろだけに価格ももちろん高かったのですが、それ以上にそのおいしさは価値のあるものとなりました。
2年前に食べたものですが、今でもその味は忘れることができません。
島根をあとにし数か月が経ちわたしはのどぐろが忘れられず、のどぐろが食べられるというお店を都内で探し回り、2回ほど別のお店で食べたのですが、確かに他の魚に比べて美味しいですが、島根県浜田市で食べたのどぐろの味が忘れられません。
やはり産地である島根県浜田市だからこその、のどぐろのおいしさがあったのだと思います。
もしも今後また島根に行く機会があれば絶対のどぐろは食べるつもりですし、仕事で再訪することが叶わなかったとしても家族にもこの味を味わってもらいたいので家族旅行でぜひ島根を訪れ食べたいと思います。
わたしにとってはじめて食べたのどぐろの味は忘れられない格別の味となりました。