昨今フィッシングブームですよね。女性だけで釣りをしたり、ご家族で釣りをしたり、かなり釣り人口が増えたように思います。楽しく釣れたお魚だからこそ、美味しく頂きたいですよね!
そこで、嫌われているけど実は美味しいお魚のベラ・ヒイラギ・ウミタナゴのおすすめの食べ方、ちょっとしたお魚の食豆知識をお教えします。
ベラはとても美味しい特にコリコリした食感の刺身と塩焼きが絶品!!
まずは、必ずと言ってもいいほど釣れてしまうベラ!釣り人からは、「チッ!ベラかよー」と嫌われ者のベラさん。しかし!とても美味しいんです!関西ではよく食べられているお魚なんですよ。
特にオススメな食べ方は塩焼きと炙り刺身!
まずは塩焼きから。塩を多めに振って30分、できれば一晩冷蔵庫で寝かしてもらえると、旨味が倍増するのでオススメです。寝かせる際はキッチンペーパーでお魚を包みラップして下さい。お魚の臭みをキッチンペーパーが吸い込んでくれます。
そして、グリルで皮がパリッとなるまで焼いてください。ベラは皮が美味しいんです!パリッと焼き上げる事で、身と一緒に皮の香ばしさが、ご飯とお酒によくあいます。
次はベラの炙り刺身。鱗をとり、3枚に下ろしたら(皮はつけたまま)、まずキッチンペーパーで水気をとります。
その後、新しいキッチンペーパーで下ろした身を包みラップをし、冷蔵庫で半日。出来れば一晩以上寝かせます。(一晩以上寝かせる際は毎日キッチンペーパーを取り替えて下さい)
食べる際、皮に三本ほど切れ目を入れて炙り、そぎ切りにし盛り付けて完成!
「わさび醤油もいいですが、レモン塩もオススメです♪」
「ベラ特有の皮の香りと香ばしさ。たまりませんよ♪」
まとめ ベラの塩焼きについて
ベラの炙り刺身について
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ヒイラギの煮付け柔らかくて美味しい!!
画像出典元 ウィキペディア
次のお魚はヒイラギ。キス釣りをしていると外道で釣れてしまう、ヌルヌルの嫌われ者。
そんな彼らも美味しいんです!
ヒイラギの困るところは、ヌメリ。これでもかっ!ってほど、出てきますよね。
そのヌメリを取るのが粗塩です!まず大きめのボールにヒイラギ達を入れ、そこに粗塩をドバっと入れます。多めに入れるのがポイントです。
そしてお箸なのでグルグルしてください。この際決して手で回さないでください。ヒイラギの背鰭(せびれ)はトゲが鋭いので怪我をします。
グルグルして粘り気が強くなったら、お水で一匹ずつ洗ってください。1度でヌメリはとれないかと思うので、これを2~3回繰り返します。
ここまでがヒイラギの下処理。少し手間がかかりますが、とても美味しいので頑張ってください!
そして、おすすめの食べ方それは煮付けです。ヌメリを取り、内臓を出したら、少し濃いめの煮汁でサッと煮付けます。中火から強火で3分~5分ほどで出来上がり♪
身が小さいので、食べるところが少ないのですが箸がとまりませんよー♪
小さいくせに、なんだ!この旨味は!とビックリすると思います。煮付けることで、身がホロホロっと口で解けて、また食べたい!となること間違いなしです♪
まとめ ヒイラギの煮付け
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味の薄いウミタナゴを味噌たたきで食べるとご飯がすすむ!!
そして3匹目はウミタナゴ。グレ釣りなどをしてると、釣れてしまうこの子も美味しく食べられます♪おすすめの食べ方は、なめろう!よくアジなどで作る漁師飯ですね。
鱗をとり、3枚に下ろしたら皮を剥ぎます。骨などを取り除いたら、包丁で叩いていきます。タタキ程度になったら刻んだ長ネギ、大葉、すりおろし生姜、味噌、を加えさらに叩いていきます。
ミンチ状になったら、盛り付けて完成!熱々ご飯にのせて、食べてみてください。またウミタナゴを釣りたくなってしまいますから!
まとめ
ウミタナゴのなめろう
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まとめ
今回は3匹の小魚達をご紹介致しましたが、他にもまだまだ美味しい小魚達がたくさんいます。美味しく食べる方法見つけてみるのも楽しいですよ♪
最後に…釣り人口が増えた事はとても嬉しい事です。ですが、マナーのない釣り人のせいで釣り場が少なくなってきています。コマセなどで汚れてしまったら、水で流して綺麗にし、ゴミは家まで持ち帰りましょう。
みんなで美味しく、綺麗に釣りを楽しみましょう!