魚の中でも、高級魚として最も人気のある、のどぐろの産地について調べてみました。
のどぐろは、日本列島、北は新潟から南は長崎までの、日本海側を中心に水揚げされています。
有名な産地には、新潟県、石川県、山口県、徳島県、長崎県があります。また、海外の東南アジア、オーストラリアなどの太平洋西部で生息が確認されています。
その中でも、特に島根県浜田市にある、「浜田漁港」は、県内唯一の特定第3種漁港に認定されています。
浜田市は水産業が盛んで特に重要視されている地域で、のどぐろ漁獲量が日本全体の漁獲量の30%を占めるほど、高いシェア率を誇っています。
ちなみに、浜田漁港以外で特定第三種漁港に認定されているのは、八戸漁港・気仙沼漁港・石巻漁港・塩釜漁港・銚子漁港・三崎漁港・焼津漁港・境漁港・浜田漁港・下関漁港・博多漁港・長崎漁港・枕崎漁港などがあります。
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それだけでなく、「浜田産」の、のどぐろは脂の乗りがとても良く香りが高く甘みと旨みがあり、季節を問わずいつでも美味しくいただけます。
その理由ですが、実はのどぐろが食べているものに理由があったんですね。
のどぐろが主として食べているエサは「いか、えび、かに、小魚」なのですが、それらが脂の乗ったプランクトンを食べることで、それをエサとして捕食するのどぐろにも、同じように脂を多く含くまれるようになります。
そのためのどぐろは年間を通していつでも美味しくいただくことができます。
のどぐろはどこに生息しているの?
のどぐろは太平洋側より日本海側に多く生息しており、水深100メートル~200メートルの深いところに生息しており、海底から約20メートルの範囲を群れで泳ぐという習性があるようです。
また東シナ海の大陸棚の水深350メートル~400メートルの深いところにも生息しています。
しかし、産卵期をむかえる6月~10月は、比較的水深の浅い場所へいき産卵をします。
そんなのどぐろですが、生後間もない稚魚の頃は水深100メートル付近に生息していますが、大人になるにつれて水深200メートルと比較的深いところに生息しています。
このようにのどぐろは、いろいろな所に生息していますが住む場所によっては背びれが濃い紅色のモノや、薄い紅色のモノもいます。
このような背びれの色が違う理由は分かりませんが、生息している地域ごとの様々な条件が関係しているのかもしれません。